約 1,175,252 件
https://w.atwiki.jp/sonicand/pages/38.html
ミッションの種類 ゴー・フォー・ザ・ゴール ゴールに辿り着くとクリア。 ミッションの基本形でステージも他のミッションより長いのが特徴。 住民がいる場合が多い。 ランペイジ 敵を規定数以上倒した状態でゴールすればクリア。 リング・ギヴァー 住人に規定数以上のリングを施してゴールすればクリア。 斬りかかるとスコアが下がるだけでなく、住民が去ってしまうのでリングを施すことも出来なくなる。 ディフィート・ザ・ボス 円卓の騎士やアーサー王との一騎打ち。 クリアタイムと被ダメ回数がスコアの判断基準となる。 ちなみに、このミッションではメダルをつけていても曲が変わらない。 レガシー ゴールに辿り着けばクリア。 ステージギミックがリングやスプリングなど、従来のソニックシリーズの物となっている。 敵は剣では倒せず、ソウルサージで攻撃することも出来ない。ホーミングか滑空で倒すことが出来る。 ステージは短めだが☆5は結構難しい。ノーダメージはもちろん、リングチェインと連続Hit数を繋げるのが鍵。 パーフェクト・チャレンジ ノーダメージでゴールすればクリア。 ダメージを受けると即ミッション失敗となるので難しい。 アルティメット・チャレンジ 制限時間内にノーダメージで出来る限り多くの敵を倒すミッション。 ダメージを受けた時点で終了となるが、ミッションクリア扱いにはなるのでクリアだけなら簡単。 ダメージを受けてクリアとなった場合も、被ダメの減点は無い様子。 コレクト・リングス 規定リング数を集めてゴールすればクリア。 秘密のリングと違ってゴールするまでクリア扱いにはならない。 チェイン・オブ・リングス 規定リングチェイン数を目指すミッション。 秘密のリングと違って、シルバーリングは20チェインとして加算されるので有効。 「リングレスキュー」「リングプレゼント」で得たリングの分もチェイン数として加算される。 マスタリー・ステージ 攻撃回数を規定回数以内に抑えてゴールするミッション。空振りした攻撃もカウントされる。 敵を倒さないと進めない箇所があるので、どの敵を倒せば良いのか把握して挑むと良い。 ホーミング回転斬りはジャンプ斬りに移行するので実質2回扱い、キックは攻撃回数としてカウントされない。 パーシヴァルのソウルサージは発動で1回としてカウントされる。 ランスロット・ガウェインの最強武器が使えるなら、ソウルサージ一発で大量の敵を巻き込めるので☆5が簡単に狙える。 トータル・ランペイジ 制限時間内に出来る限り多くの敵を倒すミッション。 規定数は無いのでクリアするだけなら「アルティメット・チャレンジ」と同じく簡単。 ビート・ザ・クロック 制限時間内にゴールを目指すミッション。 基本的にはゴー・フォー・ザ・ゴールと同じ。成長編終了後のステージのストーリーミッションとしても登場。 制限時間があるが、結構余裕を持って設定されているので時間切れにはなりにくい。 あまり気にしなくて良いが、ダウンした場合も制限時間が回復しないということは注意。 パス・スルー・ザ・ゲート 徐々に減る制限時間をゲートを通って回復しながらゴールを時間内に目指すミッション。 ゲートを無視して急いでもクリアは難しいので、ゲートは基本的に全部通った方が良い。 ラッシュ・アワー 住民に触れずにゴールまで辿り着けばクリア。住民に触れるとミッション失敗となる。 住民に触れるとダメだが、斬りかかってもミッション終了には何故かならない。 ジャンプダッシュとジャンプ斬りを併用して進むと攻略しやすいが、人魚の涙をつけないとスコアはがた落ち。 スペシャル・チャレンジ 上記の内容に当てはまらない、特別な内容のミッション。 ゴールを目指すオーソドックスなミッションも、ストーリーの為かこれに分類されていたりもする。 ☆5を目指すには オススメアクセサリー人魚の涙・ペロペロキャンディ・硬くなる薬・ポイズンリング 人魚の涙は住民に斬りかかってしまった時の大きな減点を無効に出来るので、住民が登場するミッションで非常に有効。 加点系アイテムはペロペロキャンディの性能が高い。装備するアクセサリに迷ったらとりあえずコレを装備すると良い。 ボス戦ではノーダメージを逃しても、硬くなる薬を装備しておけば減点が緩くなるようで、☆5になる事も。 ポイズンリングは毒状態になってしまうが、3000点が加算される。 画面左に赤い文字が出る行為は加点、青い文字は減点となる行為。 基本的に重要なのはノーダメージ・敵を多く倒す・連続ヒット数を稼ぐの3点。 レガシーではそれに加えてリングチェインも重要になってくる。 ボス戦でスコアを左右する要素は被ダメ回数・クリアタイムのみ。当然ノーダメージで早い方が良い。 リング・ギヴァーなどの住民にリングを施す必要があるミッションではクレストオブキングを付けるといいかも。 円卓の騎士が使えるステージでは最強武器を手にしたランスロットのソウルサージで無双するのがオススメ。 マスタリー・ステージに関しては最強武器を手にしたガウェインのソウルサージでもOK。 どのミッションでもダメージによる減点は大きいので、ダメージを受けやすい箇所ではとにかくソウルサージ。 リング集め系のミッションではナイトスタイルのソウルサージで敵を倒すと難易度がグッと下がる。
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/2380.html
赤枝の騎士:B (セタンタ) アルスターの勇猛にして奔放な戦士たちが集う「赤枝の騎士団」の一員であることを、セタンタは特に強く自覚している。
https://w.atwiki.jp/forceofwill/pages/410.html
第1弾スターター円卓の騎士団 2012年10月27日烈火の群狼と潮騒の王宮同時発売。 NEXT 漆黒の幻影、疾風の魔陣 スターター限定カードとして太陽の騎士 デルピニオス/光明神 アポロン、大天使 ミカエル、純白の神鷹 ルフの3種類収録。 限定カード以外に一枚入っているRカードは神託の騎士 ガラハット。 デッキカラーは光属性で名前の通り円卓の騎士を中心に組まれている。しかし円卓の騎士として有名な騎士が神託の騎士 ガラハットしかおらず、ルーラーも円卓の騎士自体には関係のないものが収録されている。 初回購入特典は白い紋章が入ったトップローダー 収録カードリスト ※レアリティ無表記のカードはコモン カード番号 カード名 枚数 S-001 太陽の騎士 デルピニオス/光明神 アポロン RL 1 S-002 大天使 ミカエル SR 1 S-003 純白の神鷹 ルフ R 2 1-005 孤高の騎士 4 1-007 ガーター騎士団 4 1-011 神託の騎士 ガラハット 1 1-012 王国の盾持ち 2 1-015 鉄壁の修道僧 4 1-016 王国魔道錬成部隊 4 1-017 回復導師 2 1-019 眠れる獅子 2 1-025 守護天使 ペネム 4 1-031 宿りし力 2 1-035 再臨 2 1-040 正攻法 4 1-048 キャスリング U 2 1-202 光の魔石 10 関連リンク スターターデッキ 円卓の騎士団 潮騒の王宮
https://w.atwiki.jp/zensize/pages/601.html
【ライブマン(歌詞)】 【作品名】超獣戦隊ライブマン 【ジャンル】特撮ソング 【名前】超獣戦隊ライブマン 【属性】熱い星を掴む人 【大きさ】素手で星を掴める人並み(素手で掴めるので本人にとって惑星は野球ボールくらいのサイズだと思われる) 【長所】イントロがかっこいい 【短所】レッドファルコンの今の体型 参戦 vol.1
https://w.atwiki.jp/tvsponsor/pages/1520.html
この歌詞が刺った!グッとフレーズ(2021〜) 『この歌詞が刺った!グッとフレーズ2023年冬』(2023.12.24)は別ページ参照 『この歌詞が刺った!グッとフレーズ2023年夏』(2023.06)は別ページ参照
https://w.atwiki.jp/lavato_heros/pages/1238.html
カードリスト 能力 https //login.alteil.jp/lhCardDB/detail.php?id=3048 解説 【翼竜】におけるロードユニット。 自身の援護に翼竜を配置する場合と翼竜の援護に自身を配置する場合とで効果が違う。 いずれにしてもドロー加速とステータス強化を持つので、手札で腐る事は無いだろう。 小さくして多なる翼竜+翼竜の騎士援護の組み合わせは、コストの割りに戦闘力が高く使いやすい。 山札に5枚(*)以上翼竜のカードがある場合、バーンで50点を出し、非優勢時の打点は90点、優勢時には130点の打点をたたき出す。 バーン耐性が高く、AGIも5と申し分ない早さである。 ただし翼竜の騎士が小さくして多なる翼竜を引いてくる可能性があるため、小さくして多なる翼竜自身の自己ドロースキルは不発しやすいので注意。 (*)翼竜の騎士で山札の翼竜を1枚手札に加えた後に小さくして多なる翼竜が山札の翼竜の枚数を参照するため、山札の翼竜が4枚しかない場合、小さくして多なる翼竜のバーンは30点ではなく20点になる。 コンボor必殺コンボ カード名 カード背景 関連ファイル 【翼竜】 関連カード カード名 関連用語 サーチ ドロー加速 収録
https://w.atwiki.jp/uupgtyy/pages/453.html
1日目 キール「気持ちを形にするのって、大変なんだなあ……。」 キール「……お父さんは、どんな気持ちだったんだろう……。」 フレイ「キールくん……?」 キール「あ!フレイさん!」 フレイ「あの、大丈夫?なにか悩みがあるなら……。」 キール「あ……。」 キール「ううん、大丈夫。心配してくれてありがとね。」 フレイ「うん……?」 ※再度キールに話しかける キール「ありがとうね。心配してくれて。」 どういたしまして・恋人なら当たり前・別に心配はしてない ▼どういたしまして キール「えへへ♪」 ▼恋人なら当たり前 キール「あ……。そ、そっか……。」 キール「あらたまって言われると、なんだか照れちゃうね……。」 キール「……えへへ。」 ▼別に心配はしてない キール「え……。」 キール「そ、そっか。……そうだよね。」 キール「…………。」 ※この日フォルテに話しかける フォルテ「近ごろ、キールの様子がおかしいんです。」 フォルテ「何をしていても上の空というか、よく考えごとをしてるようで……。」 フォルテ「まったく……。悩みがあるなら話せばいいのに。」 2日目 町の住人に話しかける ○マーガレット マーガレット「カブ柄のポーチ。」 マーガレット「キールくんが都会で流行ってるって言ってたけど……本当なのかなあ?」 ○フォルテ フォルテ「なんだか、町がさわがしいようですね。」 フォルテ「キールがカブ柄のポーチについてウワサしているとか……。」 フォルテ「それが事実なら、また注意しておかないといけませんね……。」 ○シャオパイ シャオパイ「都会では、カブ柄のポーチがはやっているようだ。」 シャオパイ「まあ、キールのいうことだ。話半分に聞いているが。」 シャオパイ「しかし、ポーチか……。」 シャオパイ「アレの底に穴が開いていると、なかなか最悪なわけだが……。」 ○バド バド「まあ、果報は寝て待てって言うしなア。」 バド「ああ、気にしないでくレ。こっちのことダ。」 ○ポコリーヌ ポコリーヌ「キールくんからカブ柄のポーチの話を聞きマシタ。」 ポコリーヌ「ポーチの形をしたカブは食べられるハズ……。」 ポコリーヌ「では、カブ柄のポーチも食べられる可能性が!!?」 あるかも・ない ▼あるかも ポコリーヌ「ジュルリ……。」 ▼ない ポコリーヌ「エー。」 ○リンファ リンファ「ほら、このカブ柄のポーチ。」 リンファ「キールくんから話を聞いて、交換してもらったんです♪」 リンファ「え?誰にって、バドさんにですよ?」 3日目 キールに話しかける キール「…………。」 キール「オルゴールかあ……。」 フレイ(キールくん、また考えごとしてる……?) キール「結局、あの約束は、守ってもらえなかったけど、」 キール「……ボクなんかには、まだ守れないってことだったのかな……。」 フレイ「……あの、キールくん?」 キール「フレイさん!?」 フレイ「どうしたの?なんだか元気ないみたいだけど……。」 キール「あ、あはは!そんなことないよ!」 キール「そ、そうだ!バドさんに呼ばれてたんだった!」 キール「それじゃ、またね!」 フレイ「あ……。」 ※再度キールに話かける フレイ「キールくん――」 キール「ゴメン!バドさんに呼ばれてるから、また今度ね!」 フレイ「あ……。」 バドに話しかける バド「フレイ。どうかしたのカ?」 バド「ああ、もしかして、キミもポーチについて聞きに来たのカ?」 ポーチって?・キールくんの話してた? ▼ポーチって? バド「キールからカブ柄のポーチの話を聞いてないカ?」 ▼キールくんの話してた? バド「そうそウ。カブ柄のポーチの話ダ。」 バド「順調に広まってるみたいだナ。」 フレイ「……?」 バド「ああ、今のはこっちの話ダ。」 バド「で、ポーチがほしいなら、オルゴールと交換だゾ。」 フレイ「オルゴール?」 バド「あア。」 なんでオルゴールなんですか?・関係ないことを聞いてみる・キールの頼みごとって?(前2つ選択後出現) ▼なんでオルゴールなんですか? バド「この前、アーサーさんからお願いされたんだヨ。」 フレイ「え?」 バド「イメージにあったオルゴールを用意してほしいってサ。」 バド「でも、注文もあいまいだし、作るのもめんどくさいしなア。」 バド「ということで、集めてみることにしましタ。」 フレイ「ここ、鍛冶屋さんですよね?」 バド「オレがやってる鍛冶屋だかラ。」 フレイ「理由になってないのに納得しそう……。」 バド「で、まあ、ちょうどいいやと思って、」 バド「余ってたカブ柄のポーチをオルゴールと交換にしようかト。」 フレイ「どうしてそんなものが……?」 バド「商品の説明に『いま、流行の』って書かれてたから入荷してみタ。」 フレイ「くり返しますけど、ここ、鍛冶屋ですよね?」 バド「くり返すけど、オレがやってる鍛冶屋だかラ。」 フレイ「…………。」 バド「で、キールが頼みごとに来たから代わりにポーチの宣伝を頼んだんダ。」 バド「冷静に考えると、ポーチなんて鍛冶屋で売れるわけないしなア。」 フレイ「…………。」 →選択肢に戻る ▼関係ないことを聞いてみる フレイ「えっと……。」 バド「バドさんの昔って、どんな人だったんですか?」 バド「んー、と言われてもなア。普通の人だったとしカ。」 フレイ「どんなですか?」 バド「普通に、伝説の騎士とか呼ばれてたなア。」 フレイ「…………。」 バド「いや、ウソじゃないゾ?」 フレイ「…………。」 バド「ウソじゃないってバー。」 →選択肢に戻る ▼キールの頼みごとって? バド「なんでも、鍛冶を教えてほしいんだとサ。」 フレイ「鍛冶って、何か作るつもりなんですか?」 バド「さア。詳しくは聞いてないからなア。」 バド「とりあえず、オレが鍛冶を教えル。」 バド「かわりに、アイツにはウワサを広めてもらウ。」 バド「そういうことダ。」 フレイ「なるほど。」 フレイ「それにしても……。」 バド「うン?」 フレイ「どうしてキールくんはあんなにウワサ好きなんでしょうか?」 バド「んー、強くなりたいからじゃないカ?」 フレイ「強くなりたい?」 バド「オレにはそんな風に見えるなア。」 フレイ「強くなりたいからウワサを流すって、どういうことですか?」 バド「さア?そう見えただけだかラ。」 フレイ「…………。」 バド「まあ、そんなに気になるなら、本人に聞いてみたらどうダ?」 バド「お前たち、付き合ってるんだロ?」 フレイ「ま、まあ……。」 バド「ハッハッハ。キールもスミにおけないよなア。」 フレイ「…………。」 飛行船通り キール「あ、フレイさん。どうしたの?」 フレイ「バドさんから話を聞いてきたんだけど――」 アーサー「ああ、キール君。やっと見つけました。」 キール「アーサーさん?」 アーサー「オルゴールのウワサを広めてくれたそうですね。」 アーサー「そのことで、一言お礼を言いたくて。」 アーサー「ありがとうございました。」 キール「どういたしまして♪」 キール「って、そうじゃなくって!」 アーサー「はい?」 キール「どうしてアーサーさんが?」 アーサー「何がですか?」 キール「だって、オルゴールのことはバドさんにたのまれたんだよ?」 アーサー「あれ?キール君は聞いていないのですか?」 アーサー「元々、それは私がバドさんにお願いしたんです。」 アーサー「剣(つるぎ)の貴族のご当主から、どうしてもと頼まれまして。」 フレイ「ツルギノキゾク?」 アーサー「代々有能な騎士を世にだしている名家です。」 アーサー「私のお店のお得意様でもありますね。」 キール「その人になら、ボクも会ったことがあるよ。」 フレイ「え?」 キール「お姉ちゃんがお父さんの役目を引き継ぐときに、」 キール「同じくセルザウィード様の騎士として推されてた人だよね?」 アーサー「はい。」 フレイ「その貴族が、どうしてオルゴールを?」 アーサー「ご当主夫人の、故郷の思い出の品だそうです。」 フレイ「え?」 アーサー「夫人は異国の方なんですが、ずっと入院していらして、」 アーサー「もう一度、故郷に帰りたいとしきりに願っているそうですが、」 アーサー「彼女の体力ではそれも難しく……。」 アーサー「そこで、故郷を思い出せる品を、私に探すよう頼んだのです。」 フレイ「それが、オルゴールですか。」 アーサー「はい。」 キール「…………。」 アーサー「本当は、オルゴールをバドさんに再現してもらうつもりでしたが、」 アーサー「作るよりも集めた方が早いとおっしゃられたので。」 キール「めんどくさかったんだねー。」 アーサー「ええ。でしょうね。」 フレイ「…………。」 アーサー「まあ、手段は何でも、結果さえ出れば私は満足ですから。」 キール「でも、そういうことなら、もっともーっと、がんばらないとね!」 アーサー「え?」 キール「故郷って、その人の最初の場所だと思うから。」 フレイ「最初の場所?」 キール「そう。」 キール「その人が帰りたいと思える場所。」 キール「心に残った最初の風景のこと。」 キール「最後の最後に、それを思い出したいって言われたら、」 キール「なんとかしてあげたいって、やっぱり思うから。」 フレイ「キールくん……。」 フレイ「……うん。」 フレイ「じゃあ、私も手伝うよ。」 キール「え?」 フレイ「……メイワク、かな?」 キール「う、ううん!そんなことっ!!」 キール「ありがとう。フレイさん♪」 フレイ「どういたしまして。」 アーサー「それでは、オルゴールのことは、お二人にお任せしますね。」 フレイ「はい。」 キール「任されましたっ!」 キール「じゃ、とりあえず、町の人に話しに行こっか!」 フレイ「うん。」 フォルテに話しかける フォルテ「あ、キール!」 キール「お姉ちゃん?どうしたの?コワイ顔して。」 フォルテ「『どうしたの?』じゃない!!」 フォルテ「お前、バドさんと一緒になって何かウワサを広めてるらしいな。」 キール「あ、お姉ちゃんも聞いたんだ!オルゴールの話!」 フォルテ「はあ……。」 フォルテ「いいか、キール。」 フォルテ「武器というのは、扱いを間違えれば、思わぬ事態を引き起こす。」 フォルテ「人の言葉も同じだ。ときに人を傷つける刃となる。」 フォルテ「ただ目的もなくウワサを広めることでメイワクが掛かることもあるんだぞ?」 キール「うん!ボクもそう思うっ!」 フォルテ「…………。」 キール「自分の言葉には、ちゃんと責任を持たないとだよねっ!」 フォルテ「……いや、だからだな――」 フォローをいれる・もうちょっと見てる ▼もうちょっと見てる フォルテ「いいか?もう一度説明するから、よーく聞くんだぞ。」 キール「うん!」 フォルテ「では……。」 「武器というのは、扱いを間違えれば、思わぬ事態を引き起こす。」 ※以下繰り返し ▼フォローを入れる フレイ「あの、フォルテさん。実はですね――」 フォルテ「なるほど、そういうことでしたか……。」 キール「だから、どうしても、協力してあげたいんだ!」 フォルテ「…………。」 キール「お姉ちゃん!」 フォルテ「それは、誰のためにだ?」 キール「え?それは……。」 キール「その人のためでもあるけど、ボクのためでもあるよ。」 キール「ボクが、その人の気持ちを守りたいって思ったんだから。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「なるほど。『赤の騎士』か。」 キール「え?」 フォルテ「『戦えるから守るのではない。守るために戦うのだ。』」 フォルテ「かの偉大な先人も、そう語っていた。」 キール「そうだね。」 キール「ボクは剣を使えないけど。」 フォルテ「ん?」 キール「ううん。なんでもない。」 フォルテ「とにかく、だ。」 フォルテ「決めたからには、途中で投げ出すんじゃないぞ。」 キール「モチロンっ!」 フォルテ「よし。」 フォルテ「フレイさんにも、ご迷惑をお掛けしますが……。」 フレイ「ああ、いえ。そんなこと。」 フォルテ「…………。」 フレイ「どうかしましたか?」 フォルテ「ああ、いえ……。」 フォルテ「……以前は、私がその場所にいたんですけどね。」 フレイ「え?」 フォルテ「いえ、何でもありません。」 フォルテ「それでは、失礼します。」 町の住人に話しかける ○クローリカ クローリカ「カブ柄のポーチ……。」 クローリカ「あのサイズ、出先でちょっと眠るときには便利かもですね~。」 ○ビシュナル ビシュナル「キールくんがまたウワサしてるみたいですね。」 ビシュナル「なんでも、カブ柄のポーチがおしゃれではやってるとか。」 ○アーサー アーサー「ウワサのポーチは、確かに都会ではやっていましたよ。」 アーサー「もう一年以上も前の話ですけどね。」 フレイ(……バドさん、だまされてたんだなあ……。) ○ダグ キール「あ、ダグさん。」 ダグ「ン?なんダ?」 キール「このポーチのこと、知ってる?」 ダグ「ハ?」 フレイ「ダグなら当然、知ってるよね?」 ダグ「お……おウ!当然じゃねえカ!」 ダグ「えーっと、アレだよナ。なんつうカ……。」 キール「うん!都会ではやってる、カブ柄のポーチ♪」 ダグ「そ、そうだナ!都会で……はやってる……。」 ダグ「……のカ?」 フレイ「知らないの?」 ダグ「ば、ばっカ!そんなワケねーだロ!?」 キール「わあ!さすがダグさんだね!」 ダグ「お、おウ!それほどでもあるけどナ!」 フレイ「…………。」 ※再度ダグに話しかける ダグ「あのポーチ、なんだったんダ……?」 キール「なにが?」 ダグ「うオ!?な、なんでもねーっテ!?」 ○エルミナータ エルミナータ「このカブ柄のポーチ……。」 キール「あ、エっちゃんも交換してくれてたんだね!」 エルミナータ「当然よ!ウワサあるところに事件あり!」 エルミナータ「それより、なんでただのふくろがこんなに魅力的に思えたのかしら。」 エルミナータ「もしかして……。…………。」 エルミナータ「何も思いつかなったわ!」 フレイ(開き直った……。) ※再度エルミナータに話しかける エルミナータ「カブ柄のポーチ。」 エルミナータ「事件と結びつけるには……。ううむ……。」 ○ジョーンズ ジョーンズ「私にカブ柄のポーチ……。」 ジョーンズ「どう思いますか?」 キール「似合うと思います♪」 ジョーンズ「…………。」 ジョーンズ「似合わなくても、ナンシーが持ってきたら仕方ないですね。」 キール「あれ?」 フレイ「…………。」 ※再度ジョーンズに話しかける ジョーンズ「カブ柄のポーチですか。」 ジョーンズ「似合わなくても、ナンシーが持ってきたら仕方ないですね。」 ○ナンシー ナンシー「カブ柄のポーチがはやってるらしいわね?」 ナンシー「ジョーンズには……。」 似合う・似合わない ▼似合う キール「ボクもカワイイと思うなあ♪」 ナンシー「あら!やっぱりそう思う?」 ナンシー「ジョーンズったら、何を着ててもかっこいいんだもん♪」 ▼似合わない ナンシー「そうかしら……?」 キール「もー。フレイさん?」 フレイ「あ、ゴメン。つい……。」 ※再度ナンシーに話しかける ナンシー「カブ柄のポーチ、ジョーンズには……。」 似合う・似合わない →選択肢に戻る ○ブロッサム ブロッサム「ポーチっていうのは、意外と便利そうだね。」 ブロッサム「カブの柄だったら、あたしにも似合うんじゃないかい?」 ○ヴォルカノン ヴォルカノン「カブ柄のポーチの話を、よく耳にするようになりましたな。」 ヴォルカノン「クローリカの話を聞くに、一風変わったマクラのことですかな?」 キール「さてと……。」 キール「それじゃ、次に行こうか。」 フレイ「あのさ、キールくん。」 キール「ん?」 フレイ「さっきは聞きそびれちゃったんだけど……。」 フレイ「キールくんはバドさんに鍛冶を教えてもらいたいんだよね?」 キール「あ……うん。」 フレイ「じゃあ、そのために、このウワサを流してるの?」 キール「うーん……。」 キール「今はちょっと違うかなあ。」 フレイ「え?」 キール「お姉ちゃんにも言ったけど、」 キール「ボクも、心から手伝ってあげたいって思ってるから。」 キール「アーサーさんにオルゴールを頼んだ、その人のこと。」 フレイ「……そっか。」 キール「それにね、」 キール「ボクはあんまりウワサを流してるつもりはなくってさ、」 フレイ「え?」 キール「だって、いつも通り、みんなに話しかけてるだけだもん。」 キール「ボクの話を、いろんな人に聞いてもらいたいなってね。」 フレイ「そうなんだ……。」 キール「そうしてないと、なんだか落ち着かないんだよね。」 キール「なんていうか、そうだなあ……。」 キール「呪いみたいなものなのかな?」 フレイ「のろい……?」 キール「とにかく、これはボクのワガママってこと!」 キール「それでも、フレイさんはボクに付き合ってくれるの?」 うん・いいよ ▼うん・いいよ フレイ「キールくんといるだけで、私も楽しいから。」 キール「え……。」 フレイ「これは私のワガママだけどね。」 キール「…………。」 キール「えへへ。そっか♪」 キール「でも、今日はこのくらいで十分かな。」 フレイ「うん。」 キール「それじゃ、フレイさん。」 キール「黒曜館に行こっか!」 フレイ「へ?」 キール「ほらほら、早く♪」 フレイ「あ、ちょっと、キールくん!?わ、わあ!?」 ※再度キールに話しかける キール「黒曜館に行こ?ほらほら、早く♪」 黒曜館 キール「この洋館には、騎士のユウレイがいるんだよ?」 フレイ「え!?」 キール「……って、お父さんがよく言ってたんだ。」 フレイ「へえ……。」 キール「でも、ユウレイさんにはけっきょく出会えなかったけどね。」 キール「お父さんとお姉ちゃんとの3人で、よくここに訓練に来て、」 キール「本物のユウレイさんに会いたくって、色々ためしてみたんだけど。」 キール「真っ暗な部屋の中を、ろうそく片手に歩いてみたり、」 キール「物陰にかくれてないか、音をたてて確認してみたり。」 キール「でも、結局なにも見つからなかったよ。」 フレイ「……あの、それはキールくんが一人で……?」 キール「うん♪」 フレイ「フォルテさんは知ってるの……?」 キール「知らないと思うけど、なんで?」 フレイ「いや……。」 キール「聞こうとすると「思い出したくない」って、耳をふさいじゃうんだよね。」 キール「そういえば、お姉ちゃんのユウレイ嫌いもその時期からだなあ。」 キール「ボクはそういうのぜんぜん平気なのに……。」 キール「なんでだろうね?」 フレイ「う、うん……。」 キール「その代わり、ボクには剣の才能がないのかも。」 フレイ「え?」 キール「ねえ、フレイさん。『赤の騎士』って知ってる?」 知らない・フォルテさんが言ってた? ▼フォルテさんが言ってた? キール「うん、そう。」 ▼知らない キール「その人は、お父さんの形見だった、さびた剣をとても大事にしててね、」 キール「その真っ赤にさび付いた剣を、いつもお守り代わりに持ってたから、」 キール「だから、『赤の騎士』って呼ばれてたんだ。」 キール「でも……。」 キール「あるとき、その騎士が、この国をのっとろうとしてるって、」 キール「そんなウワサが流れたんだ。」 フレイ「え……?」 キール「その人は、お姉ちゃんと同じ、セルザウィード様の騎士だったから、」 キール「ウワサが本当なら、この国が大変なことになってしまう。」 キール「だから、悩んだ末に、当時の王様は騎士に手紙を書いた。」 キール「ウワサがウソなら、それを証明してほしいってね。」 フレイ「……それで、どうなったの?」 キール「数日後、王様のもとに返事が届いたんだよ。」 キール「一通の手紙と、さびた剣が1本きり。」 フレイ「その剣って、もしかして……?」 キール「そう。」 キール「騎士が大事にしてた、形見の剣だった。」 キール「そして、手紙にはただ一言、こうつづられてたんだってさ。」 キール「『この剣を、終生、王様にお預け致しましょう』」 キール「『剣がなければ、騎士は戦えませんから』って。」 キール「大事にしてた形見の剣を王様に預けることで、」 キール「彼は騎士としての自分を、全て王様に預けたんだ。」 キール「そして、その手紙を見た王様は、こう返事をした。」 キール「『そなたの騎士道、確かに見せてもらった』」 キール「『これより先は、私も貴君と同じ道を歩くとしよう』」 キール「それから王様は、預かった剣を、大切に大切に保管したんだ。」 キール「自分が王座を降りるその時まで。ずっと、大切にね。」 キール「これが、赤の騎士の伝説。」 フレイ「そうなんだ……。」 キール「でも、その話を思い出すたび、思うんだ。」 キール「剣を持たないボクたちは、」 キール「いったい、どうやって戦ったらいいんだろうって……。」 フレイ「え……?」 キール「なーんて、単なるヘリクツだよね!」 キール「ね、フレイさん。」 フレイ「ん?」 キール「ありがとね。」 フレイ「どうしたの?急に……。」 キール「うん。ちょっと思い出しちゃって。」 フレイ「え?」 キール「お母さんのこと。」 キール「もう、うーんと小さい頃の話だけど。」 キール「お母さんも、よくボクのワガママに付き合ってくれたから。」 フレイ「そうなんだ……。」 キール「お菓子が食べたいって言ったら、一緒になって作ってくれたし、」 キール「夜、一人で眠れない時は、いつも本を読んでくれた。」 キール「でも、病気でたおれて入院して、」 キール「そのまま……。」 フレイ「…………。」 キール「お母さんにはね、お気に入りのオルゴールがあったんだ。」 キール「引き出しの付いたオルゴールで、開けるとカワイイ音がした。」 キール「その引き出しには、小さなカギがついててね、」 キール「引き出しの中には、日記がしまってあったんだ。」 キール「入院してからも、まくら元に、ずっとソレが置いてあった。」 キール「その引き出しのカギは、お父さんが持っててね。」 キール「いつか、ボクがみんなを守れるだけ強くなったら、」 キール「そのカギをもらうって、約束してたんだけど。」 キール「でも……、」 キール「……あのカギ、どこにいったのかな。」 フレイ「キールくん……。」 キール「だからね、ちょっと分かるんだ。」 キール「オルゴールを探してあげたいって人の気持ち。」 キール「何もしてあげられない人に、何かをしてあげたいっていう気持ち。」 キール「……お姉ちゃんも、きっとそうだよ。」 フレイ「……うん。」 キール「だから、ありがとね。」 キール「付き合ってくれて。」 いいよ・今さらだよ ▼いいよ フレイ「だって、当たり前のことだもん。」 ▼今さらだよ キール「え?」 フレイ「私とキールくんは、もうとっくに付き合ってるじゃない。」 キール「あ……。」 キール「……うん。」 キール「えへへ……。」 フレイ「照れてるの?」 キール「そ、そんなことないよっ!」 フレイ「ふふ。」 キール「も、もうっ!からかわないでよー。」 フレイ「ゴメンゴメン。」 フレイ「オルゴール、いっぱい集まるといいね。」 キール「うん、そうだね。」 キール「はあ~あ、今日はなんだか、いろいろ思い出しちゃった!」 キール「それじゃ、そろそろ帰ろっか?」 フレイ「うん。」 自宅前 キール「とうちゃーく!」 フレイ「うん。お疲れさま。」 キール「今日は色々とありがとうね。フレイさん。」 フレイ「どういたしまして。」 キール「じゃあ、これは今日のお礼。」 キール「(ちゅっ)」 フレイ「え……?」 キール「それじゃあ、またね!」 フレイ「あ……。」 フレイ「…………。」 ※再度キールに話しかける キール「今日は色々とありがとうね。フレイさん。」 4日目 町の住人に話しかけると以下のように話す ○マーガレット マーガレット「フォルテはキール君のことが本当に大事なんだね。」 マーガレット「弟かあ~。妹や弟がいたら、きっと可愛いだろうなあ。」 ○フォルテ フォルテ「ああ、フレイさん。」 フォルテ「先日のキールのこと、町でウワサになっているようですね。」 フォルテ「でも、私もこれで良かったと思います。」 ○シャオパイ シャオパイ「ウチに泊まったお客さんが、カブ柄のポーチを持っていたが。」 シャオパイ「交換したオルゴールは、拾いものだと聞いたようだ。」 シャオパイ「あんなもの、どこで拾って来たんだろうな?」 ○アーサー アーサー「キール君のおかげで、たくさんのオルゴールが集まりました。」 アーサー「そのことでお礼を言いたいと思っているのですが……。」 アーサー「どうも最近は、バドさんの所に通いっきりみたいですね。」 ○ダグ ダグ「カブ柄のポーチ、都会で流行ってるんだよナ?」 ダグ「当然、オレは知ってるゼ!!」 ○エルミナータ エルミナータ「みんながみんな、カブ柄のポーチの話ばかり……。」 エルミナータ「でも、流行りものがあるところに事件ありよ!!」 エルミナータ「さあ、事件よ出てきなさい!バッチこーい!!」 ○ポコリーヌ ポコリーヌ「ワタシのカブ柄のポーチは、現在、せんたく中デス!」 ポコリーヌ「理由は、皆様のご想像にお任せしマス。」 ポコリーヌ「ただ、」 ポコリーヌ「おいしくはなかったとだけは伝えておきマショウ。」 ○リンファ リンファ「お客さんの中に、黒曜館へ肝試しに向かった方がいらっしゃって、」 リンファ「その近くの小屋で、宝の地図を見つけたんですって。」 リンファ「……実のところは子供のラクガキだったみたいですけどね。」 リンファ「でも、地図にある場所を掘り返したら、オルゴールが出てきたそうですよ。」 リンファ「異国風の装飾がかわいらしい、引き出し付きのオルゴールだったそうです。」 ○ジョーンズ ジョーンズ「キールくんがまた、ウワサ話を広めてるみたいですね。」 ジョーンズ「元気がいいのはいいことです。」 ジョーンズ「ですが、このところ少し顔色が悪いようにも見えますが……。」 ジョーンズ「それだけが心配ですね。」 ○ナンシー ナンシー「フォルテちゃんは、相変わらずキールくんに甘いのね。」 ナンシー「まあ、そういうところも、フォルテちゃんらしいんだけど。」 ○ブロッサム ブロッサム「カブ柄のポーチをオルゴールと交換してきたよ。」 ブロッサム「ああ、バドのところでね。」 キールに話しかける キール「あ、フレイさん。」 キール「…………。」 フレイ(キールくん、ちょっと顔色が悪い……?) 大丈夫?・何も言わない ▼大丈夫? キール「え?」 フレイ「いや、ちょっと調子が悪そうに見えたから……。」 キール「そんなことないよ!ほら、こんなに大丈夫!!」 フレイ「そっか……。」 キール「う、うん!」 ▼何も言わない キール「あ、ゴメン。ちょっと急いでるから、またね!」 ※再度キールに話しかける キール「あ、ゴメン。ちょっと急いでるから、またね!」 鍛冶屋 キール「この材料を、受け取ってくれば良いんだね?」 バド「あア。続きはその後ダ。」 キール「分かった!じゃあ、急いで行ってくるね!」 バド「いや、そんなに急がないでモ――」 キール「行ってきまーす!」 キール「わっと!?フレイさん!?」 フレイ「キールくん――」 キール「ごめん!ちょっと急いでるから!」 フレイ「あ……。」 バド「ふウ……。」 バド「やっと一息付けるナ。」 バド「お、フレイ。ちょうど良かっタ。」 バド「キールのことなんだが、もうちょっとなんとかならないカ?」 フレイ「何のことですか?」 バド「鍛冶のことだヨ。」 バド「オルゴールのウワサの交換条件だし、今日から教えてやってるんだガ、」 バド「まさかあんなに本気だとは思わなかっタ……。」 バド「おかげで、今日はずっとまじめに仕事してたんだゾ?」 フレイ「いいことですね。」 バド「いやいやいヤ。おじさん、たおれちゃうヨ?」 フレイ「…………。」 バド「それにしても、簡単なプレゼントかと思ってたんだガ。」 バド「あんなに張り切って、なにを作るつもりなんだかなア。」 フォルテ「バドさん!!」 フォルテ「ああ、フレイさん。」 フォルテ「すみません。バドさんに用があるので、ちょっといいですか?」 フレイ「あ、はい……。」 バド「なんダ?」 フォルテ「なんだ、じゃない!」 フォルテ「ほら、これを見ろ!とんだナマクラ剣じゃないか!!」 バド「おオ。見事に根本からポッキリいったなア。」 フォルテ「……なんでうれしそうなんだ?」 バド「んー。なんでだろうなア。」 フォルテ「あなたという人は……。」 バド「それにしても、ヤワな作りなのは認めるけド、」 バド「いつものお前だったら、こんな折り方しないだろウ?」 フォルテ「う……。」 フォルテ「それは、ちょっと色々あって、集中を欠きまして……。」 フォルテ「だ、だが、なまくらなのは本当のことです!!」 フォルテ「それに、キールに少し無理をさせすぎです!」 バド「むしろそっちが本題だろウ?」 フォルテ「う……。」 バド「まあ、そっちはオレも気にはなってるんだけどなア。」 バド「でも、アイツがあんなに本気で何かをするのは初めてだロ?」 フォルテ「それは……。」 バド「男には、そういう時があるんだヨ。」 バド「許されるなら、少しくらいの無茶はしたほうがいイ。」 フォルテ「でも――」 バド「だから、もう少しだけ、様子を見ててやらないカ?」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……分かりました。」 ※バドとフォルテに再度話しかける フォルテ「キールのことは、もう少し様子を見ましょう。」 フォルテ「確かに、あそこまでがんばってるあの子をみるのは初めてですから。」 バド「そうだなア。」 フォルテ「でも……。」 フォルテ「分かってるとは思いますが、それとナマクラ剣とは話が別です。」 バド「…………。」 ※再度キールに話しかける キール「ごめんね、今忙しいんだ!」 5日目 キールに話しかける フレイ「キールくん。」 キール「…………。」 フレイ「キールくん?」 キール「あ、フレイさん!ゴメン、ボーッとしてて……。」 フレイ「大丈夫?顔色悪いけど……。」 キール「あはは。ヘーキヘーキ!」 キール「それより、アーサーさんから聞いた?」 フレイ「え?」 キール「探してたオルゴールが、集めた中にあったんだって!」 フレイ「え!?本当に!?」 キール「うん♪」 キール「これもフレイさんが手伝ってくれたおかげだよ。」 キール「ありがとね♪」 ※再度キールに話しかける キール「探してたオルゴールが、集めた中にあったんだって!」 キール「これもフレイさんが手伝ってくれたおかげだよ。」 キール「ありがとね♪」 ※アーサー・バド・フォルテに話しかけると以下のように話す 〇アーサー アーサー「ああ、フレイさん。」 アーサー「オルゴールの件、ありがとうございました。」 アーサー「これもフレイさんが手伝ってくれたおかげだよ。」 フレイ「いえ、どういたしまして。」 アーサー「先方も大変喜んでおられましたよ。」 アーサー「探していたオルゴールは。幼い頃の友人にゆずったもので、」 アーサー「そっくり同じものが見つかるとは、夢にも思っていなかったと。」 アーサー「ともかくも、助かりました。ありがとうございます。」 〇バド バド「ふウ……。」 バド「こんなに鍛冶に精を出すのは、何年ぶりになるかなア。」 バド「キールがやたらと張り切ってるから、おじさんはお疲れモードだヨ。」 〇フォルテ フォルテ「ああ、フレイさん。」 フォルテ「探していたオルゴール、見つかったようですね。」 フォルテ「これでキールも、少しは落ち着けるでしょう。」 6日目 鍛冶屋 キール「じゃあ、この剣を、お城に届けてくればいいんだね?」 バド「あア。続きはその後ダ。」 キール「分かった!急いで行ってくるね!」 バド「いや、そんなに急がないでモ――」 キール「行ってきまーす!」 キール「わあっと!?フレイさん!?」 フレイ「キールくん――」 キール「ご、ごめん!今度もまた今度ね!?」 フレイ「いや、それ日本語がおかしい――」 バド「やれやレ。これでちょっと休めるなア。」 フレイ「バドさん。」 バド「ああ、フレイ。」 バド「またキールに会いに来たのカ?」 フレイ「それは……。」 バド「いやあ、若いっていいなア。」 フレイ「……それ、おじさんくさいですよ?」 バド「おじさんだからいいんだヨ。」 バド「それにしても、キールのヤツ、なにをあんなに急いでるのやラ。」 バド「こんなにかわいい彼女をほうっておいてなア。」 フレイ「…………。」 バド「あ、そういえバ。」 フレイ「?」 バド「アーサーさんから、預かりものがあったんだ。」 バド「キールにお礼だとサ。代わりに届けてくれるカ?」 フレイ「カブ柄のポーチ?この入れ物って……。」 オルゴールと交換してた?・見覚えがない ▼オルゴールと交換してた? バド「あア。」 ▼見覚えがない バド「忘れたのカ?」 バド「キールと一緒に、オルゴールのウワサを広めたんだロ?」 フレイ「ああ、あの時の……。」 バド「じゃあ、よろしくナ。彼女さン。」 フレイ「……っ。」 フレイ「か、からかわないでくださいよ。」 バド「ハッハッハ。」 フレイ「もう……。」 鍛冶屋外 ビシュナル「す、すみません!」 フレイ「あ、ううん。こちらこそ。」 フレイ「あ。ポーチが……。」 ビシュナル「ぼ、僕が拾いますから!」 ビシュナル「す、すみません。急に大きな声出しちゃって……。」 ビシュナル「その、ちょっと見られたくないものが入っていたもので……。」 フレイ「う、ううん、大丈夫。」 フレイ「それより、ビシュナルくんも、そのポーチ交換してたんだね。」 ビシュナル「は、はい!意外と役に立ちますよ。」 ビシュナル「それでは、ぼ、僕はこれで!」 ※再度バドに話しかける バド「アーサーさんからあずかった、カブ柄のポーチ。」 バド「中にお礼が入ってるから、キールに届けてくれってサ。」 バド「よろしくナ。」 ※アーサーに話しかける アーサー「キールくん、最近、忙しそうにしてますね。」 アーサー「ジャマをしても悪いので、用事はバドさんにお願いしました。」 キールに話しかける フレイ「キールくん。」 キール「あ、フレイさん。…………。」 フレイ「大丈夫?」 キール「え?」 フレイ「いや、やっぱり顔色が悪いように見えて……。」 キール「そんなことないよ!ほら、これくらい大丈夫!!」 フレイ「そっか。」 フレイ「あ、そうだ。これ、アーサーさんから。」 キール「あれ?このポーチって……。」 フレイ「うん。」 フレイ「アーサーさんも、協力してくれてたみたい。」 キール「そっかあ……。」 キール「うれしいね♪」 フレイ「……うん。」 フレイ「それと、これはあの時のお礼だって。」 キール「え?ボクに?」 フレイ「そう。キールくんに。」 キール「そうなんだ……。」 キール「……えへへ。何が入ってるんだろ?」 フレイ「開けてみたら?」 キール「うん!じゃあ……。」 キール「これは……。」 フレイ「手紙、だね。」 キール「とりあえず読んでみるね?」 キール「ええと……。」 前略 セルフィアの町における、神竜の騎士のウワサについて。 騎士という立場を利用し、馬に代わる乗り物を集めしこと。 町を守るという名目で、弟を守ることを優先せしこと。 騎士としての自覚に欠ける行動をくり返していると聞き及ぶ。 これが真実ならば、公私混同もはなはだしく、 そのような人間を騎士として推した我々の責任も重大である。 よって、信頼回復のため、 いま一度、現在の騎士の資質を確認した上で、 しかるべき態度をとる必要があると判断したものである。 当方としては、騎士称号のはく奪も考えている。 以上のことに反論があれば、その根拠を述べられよ。 それもあわせて、今後の処遇を決めるものとする。 草々 フレイ「え……?」 キール「なに、これ……。」 キール「どういうこと……?」 キール「どうしてお姉ちゃんが!?なんでこんなことになってるの!?」 キール「ねえ、フレイさん!!どういうことなの!?」 フレイ「キールくん!ちょ、ちょっと落ち着いて……。」 キール「ご、ごめん……。」 キール「この手紙、きっとお城あてのものだよね……。」 フレイ「うん……。」 キール「……それがどうして、アーサーさんから……?」 フレイ「それは……。」 フレイ「ビシュナルくんとぶつかったときかも!」 キール「え?」 フレイ「さっき、鍛冶屋の前で、ビシュナルくんとぶつかったの。」 フレイ「そのとき、二人とも、同じポーチを落として、」 フレイ「おたがいのポーチを、まちがえて拾ったのなら……。」 キール「…………。」 キール「……確かめてくる。」 フレイ「え?」 キール「ビシュナルくんに、聞いてみるんだ!」 フレイ「あ、ちょっと!キールくん――」 ※再度キールに話しかける キール「ビシュナルくんに、聞いてくる!」 フレイ「キールくん!」 ※ビシュナルに話しかける ビシュナル「…………。」 ビシュナル「あ!?姫!?」 ビシュナル「ど、どうかしましたか?」 執事の部屋 キール「じゃあ、やっぱり、この手紙は……。」 ビシュナル「はい。僕が預かってたものです。」 ビシュナル「フォルテさんに渡すようにって……。」 キール「そんな……。」 キール「ねえ、ウソだよね?何かの冗談だよね?」 ビシュナル「キールくんも、知ってますよね?」 キール「え……?」 ビシュナル「神竜様を守る騎士というのは、代々男性が受け継いできたこと。」 ビシュナル「特に決まりがあるわけではありませんが……。」 ビシュナル「その地位に女性がついていることを快く思わない人もいます。」 ビシュナル「もちろん、その地位をねらってる人もたくさん。」 キール「…………。」 ビシュナル「ですから――」 キール「……ボクのせいだ。」 ビシュナル「え?」 キール「ボクがお姉ちゃんにメイワクばっかりかけてるから……。」 ビシュナル「いや、なにも、それだけのせいでは――」 キール「……ねえ、ビシュナルくん。」 ビシュナル「え?」 キール「この手紙のこと、お姉ちゃんにはだまってて。」 ビシュナル「それは――」 キール「大丈夫。ボクがなんとかするから。」 ビシュナル「なんとかって、どうするつもりですか?」 キール「どうにかするんだ。」 キール「剣なんかに頼らなくても、それなりの戦い方があるよ。」 ビシュナル「キールくん……。」 ※再度ビシュナルに話しかける ビシュナル「キールくん……。」 ※再度キールに話しかける キール「大丈夫。」 キール「剣なんかに頼らなくても、それなりの戦い方があるよ。」 フレイ「キールくん……。」 一人で大丈夫?・私も手伝うよ ▼一人で大丈夫? キール「うん。」 キール「元々、こんな風になっちゃったのはボクのせいだから……。」 キール「ボクの力で、なんとかしなくちゃね!」 ▼私も手伝うよ キール「え……?」 キール「あ、えっと、気持ちはうれしいんだけど……。」 キール「でも、大丈夫だよ。一人で何とかできるから。」 フレイ「でも……。」 キール「それじゃ、またね!」 フレイ「あ……。」 ※バドに話しかける バド「しかし、大丈夫かナ。キールのヤツ。」 バド「フォルテのやつも、浮かない顔してるし、」 バド「ナンシーさんも顔色が悪いって心配してたガ……。」 バド「…………。」 ※フォルテに話しかける フォルテ「…………。」 フォルテ「キールがなにか隠しごとをしているんです。」 フォルテ「……今までは、こんなことなかったのに……。」 フォルテ「ナンシーさんも顔色がよくないと心配されてましたし。」 フォルテ「…………。」 ナンシーに話しかける ナンシー「フレイちゃん。ちょっと。」 フレイ「あ、はい。」 ナンシー「キールくん、何をそんなにがんばってるの?」 フレイ「え?」 ナンシー「あなたなら、何か知ってると思って。」 フレイ「それは……。」 ナンシー「ふう……。まあいいわ。」 ナンシー「でも、いい?フレイちゃん。」 ナンシー「ケンカしたり、ぶつかりあったり、」 ナンシー「そういうことも、違う人間同士だからできることなのよ?」 ナンシー「それもね、『そばに居る』ってことなの。」 フレイ「ぶつかりあうことが……?」 ナンシー「だってね、」 ナンシー「お互い近くに居なかったらぶつかることだって出来ないもの。」 ナンシー「大事なのは、どんな形でも、寄りそいあってること。」 ナンシー「「支える」ってことはね、寄りそってないとできない事だから。」 ナンシー「体じゃなくて、心がね。その人のそばにいないとダメなの。」 フレイ「ナンシーさんとジョーンズさんでも、ケンカしたりするんですか?」 ナンシー「ううん。記憶にないわ♪」 フレイ「…………。」 ナンシー「でも、そういうステキな人たちなら、いっぱい見てきたわよ。」 ナンシー「ケンカばかりしているように見えて、実はお互いを大切にしてる人たち。」 ナンシー「フレイちゃんにも、こころあたりがあるんじゃない?」 フレイ「それは……。」 ナンシー「受け入れるだけが、愛情表現じゃないってこと。」 ナンシー「まあ、そういうわけだから。」 ナンシー「キールくんのこと、しっかり支えてあげるのよ!」 フレイ「…………。」 ※再度ナンシーに話しかける ナンシー「大事なのは、どんな形でも、寄りそいあってること。」 ナンシー「あなたとキールくんはどう?お互いのこと、ちゃんと見えてる?」 フレイ「…………。」 フォルテ宅前 フォルテ「だから、何をコソコソとやってるんだと聞いてるんだ!」 キール「だから『言えない』って言ってるでしょ!?」 フォルテ「分かってるのか?」 フォルテ「ウソをつくということは、相手をだますということだぞ!?」 キール「ウソはついてないよ!まだ言えないって、いってるじゃん!」 フォルテ「そんなのはヘリクツだ!」 キール「ヘリクツでも何でも、お姉ちゃんには関係ないよ!」 フォルテ「な……!」 フォルテ「おい!キール!!」 キール「あ……。」 フレイ「キールくん……。」 キール「…………。」 キール「……っ!」 ※フォルテに話しかける フォルテ「キール……。」 フォルテ「……いったい、何をかくしているんだ……。」 展望広場 キールに話しかける フレイ「あの、キールくん……。」 キール「ゴメン。変なとこ見られちゃったね。」 キール「お姉ちゃんとあんなにケンカしたの、何年ぶりだろ……。」 キール「相手が傷つくことなんて、しない方がいいに決まってるって。」 キール「どんなときでも、相手を傷つけないようにしようって、」 キール「ボクはずっと、そう思ってたんだけどね。」 フレイ「…………。」 キール「でも、……言えなかったんだ。」 キール「かくしてることを話せって、お姉ちゃんに言われてさ。」 キール「……言えなかった。」 フレイ「うん……。」 大丈夫?・なんとかなるよ ▼大丈夫?・なんとかなるよ キール「うん。」 キール「実はね、資料はだいたいそろってるんだ。」 キール「お姉ちゃんが、歴代の騎士と同じくらいにがんばってたって。」 フレイ「じゃあ、あとはソレを持っていけば――」 キール「……ううん。ダメだと思う……。」 フレイ「え?」 キール「そもそも、女性を騎士にしてなければこんな問題にはならなかったって。」 キール「そう言われたら、どうしようもないんだ……。」 キール「だから、女性の騎士なんて、辞めさせてしまえって、」 キール「そう言われちゃったら、反論のしようがないから……。」 フレイ「そんなのって……!」 キール「バカげてるよね。」 キール「でも、お姉ちゃんが男だったら、こんな話にはならなかった。」 キール「それはね、きっと、本当なんだよ。」 フレイ「…………。」 キール「はじめてのことって、受け入れるのがコワイから。」 キール「そういうものを、受け入れたくないって気持ち、」 キール「それで自分の居場所を守ろうとする気持ち、」 キール「そういうのは、ボクにも分かるよ。」 キール「でも……。」 キール「そんな後ろ向きな考え方、ボクは納得できないから。」 キール「だから、ボクはあきらめない。」 キール「……絶対に、あきらめたくないんだ。」 フレイ「キールくん……。」 キール「ゴメン。グチになっちゃったね。」 キール「アーサーさんに呼ばれてるから、もう行かないと。」 フレイ「…………。」 フレイ「じゃあ、私も一緒に行くよ。」 キール「え?」 フレイ「キールくんが倒れそうになったら、私が支えてあげるから。」 フレイ「だから、私も一緒に行く。」 キール「フレイさん……。」 キール「……うん。」 ※再度キールに話しかける キール「アーサーさんに呼ばれてるから行かないと。」 キール「一緒に、来てくれるんだよね?」 フレイ「うん。」 アーサーに話しかける キール「アーサーさん。」 アーサー「ああ、キール君。待ってましたよ。」 キール「あの……。」 アーサー「そうあせらずに。」 アーサー「お茶を入れますので、私の家でゆっくり話しましょう。」 アーサー宅 キール「それで、話って……。」 アーサー「まずはコレを。」 キール「金と、写真……?」 アーサー「カブ柄のポーチに入れてあった、キール君へのお礼の品です。」 アーサー「写真は、送った相手と、例のオルゴールですね。」 フレイ「じゃあ、これって……。」 アーサー「はい。」 アーサー「キールくんに渡すはずだった、先方からのお礼です。」 アーサー「私がビシュナル君から預かってきました。」 アーサー「彼からは何も聞いていませんがね。」 キール「…………。」 アーサー「それで、キール君はどうするつもりなんですか?」 キール「え?」 アーサー「フォルテさんのことです。」 キール「どうしてアーサーさんが……。」 アーサー「これでも私は王子です。」 アーサー「都の情報については、それなりに詳しいつもりですよ。」 キール「…………。」 アーサー「……しかし、皮肉なものです。」 フレイ「え?」 アーサー「今回、フォルテさんを引きずり下ろそうとしている相手。」 アーサー「その筆頭は『剣の貴族』ということでした。」 キール「え!?」 フレイ「それって……。」 アーサー「そのお礼の品を送ってくれた方ですよ。」 キール「じゃあ、この写真の人が……。」 キール「え……?」 フレイ「どうしたの?」 キール「この写真のオルゴール……。」 キール「異国のデザインに。小さなカギがついた引き出し……。」 キール「これ、お母さんのだ……。」 フレイ「え!?」 アーサー「どういうことですか?」 えっと……・お母さんの使ってた? ▼お母さんの使ってた? キール「そう。」 ▼えっと…… キール「お母さんのお気に入りだったオルゴールなんだ……。」 キール「入院してからも、まくら元にずっと置いてあって、」 キール「引き出しの中には、日記がしまってあった。」 キール「引き出しのカギは、お父さんが持ってたけど……。」 キール「ボクがみんなを守れるだけ強くなったら、」 キール「そのカギをゆずってくれるって、お父さんと約束した……。」 アーサー「形見のオルゴールというわけですか……。」 キール「でも、この形見のオルゴールが家からなくなって、」 キール「もうすっかり、カギの話も忘れかけてたのに……。」 キール「じゃあ、ボクは……。」 キール「自分のワガママで、お姉ちゃんを困らせて、」 キール「そのあげく、お姉ちゃんは、神竜の騎士失格だって言われて、」 キール「そのうえ……、」 キール「ボクは何も知らないまま、その相手にお母さんの形見を、」 キール「お姉ちゃんの大事なものを、勝手に……。」 キール「…………。」 フレイ「キールくん……。」 アーサー「相手もなかなかの大人物です。」 アーサー「理由を話せば、オルゴールは返してもらえるでしょう。」 フレイ「じゃあ、フォルテさんのことも――」 アーサー「いえ、それとこれとは話が別です。」 フレイ「え?」 アーサー「騎士として剣を抜いた以上、決着が付くまで剣を納められない。」 アーサー「剣の貴族を名乗る以上、そこは曲げられないでしょう。」 アーサー「向こうにも体面がありますから。それだけは退くに退けないはずです。」 フレイ「そんな……。」 アーサー「貴族というのは、そういうものなんですよ。」 キール「『赤の騎士』の伝説になぞらえたら……。」 アーサー「え?」 キール「彼が王様に形見の剣をささげたように、」 キール「もし、このオルゴールを、永遠に相手に預けるって誓ったら――」 アーサー「…………。」 アーサー「……なるほど。」 アーサー「相手も騎士の家系なら、それに答えてくれるはず。」 アーサー「それなら確かに、剣を納める理由にもなるでしょう。」 アーサー「ただ、あの話と今回の話をどう結びつけるか……。」 アーサー「いや、そうか。」 アーサー「フォルテさんの剣と一緒に、手紙をそえれば――」 キール「それはダメだよっ!!」 アーサー「え……?」 キール「あ……。」 フレイ「キールくん……。」 キール「……ごめんなさい。」 キール「でもこの話は、お姉ちゃんに内緒にしたいんだ。」 キール「今回のことは、ボクが原因で起こったことだから。」 アーサー「ですが、さすがにこの話は、フォルテさんの協力なしでは……。」 キール「……うん。」 キール「そうだよね。分かってる……。」 キール「……ゴメン。やっぱり今の話は忘れて。」 フレイ「キールくん……。」 アーサー「ですが――」 キール「うまくいきっこないもん。」 フレイ「え?」 キール「もともと、今の作戦は単なる思いつきだし、」 キール「それに、ボクの言葉じゃあ、相手に届きっこないよ……。」 フレイ「でも、このままじゃあ……。」 キール「……ダメなんだ。」 フレイ「え?」 キール「ボクの言葉じゃあ……。」 キール「ボクなんかの言葉じゃあ、きっと……。」 キール「…………。」 フレイ「キールくん?」 キール「あれ……?」 キール「なんだか……、……ちょっと、景色が…………。」 フレイ「キールくん!!ちょっと、キールくんったら!?」 病院 フォルテ「ジョーンズさん!キールは!?」 ジョーンズ「過労です。少し眠ればすぐによくなるでしょう。」 フォルテ「そうですか……。」 フォルテ「キール……。」 フォルテ「……もう、心配させて……。」 ナンシー「フレイちゃん。ちょっと。」 ナンシー「キールくんのこと、あなたは知ってるのよね?」 ナンシー「フォルテちゃんにも、内緒にしなきゃいけないことなの?」 ナンシー「……まあいいわ。」 ナンシー「それにしても、なつかしいわね。」 フレイ「え?」 ナンシー「あの二人よ。」 ナンシー「キールくん、あんまり体が丈夫じゃなくってね。」 ナンシー「よく病院に運び込まれてたのよ。」 ナンシー「特に、お母さんが亡くなってからは、体調をくずしがちになってね。」 ナンシー「そのたびに、フォルテちゃんが、あんな風に付きそってたわ。」 フレイ「…………。」 ナンシー「でも、これからは、あなたが支えてあげなきゃね。」 はい・そうですね ▼はい・そうですね ナンシー「あら。今度は答えられたわね。」 フレイ「え?」 ナンシー「ううん。なんでもない。」 ナンシー「それじゃ、がんばってね♪」 フレイ「はい。」 クローリカ「すみませ~ん。」 クローリカ「フォルテさんはいらっしゃいますか~?」 フォルテ「どうしました?」 クローリカ「ああ、フォルテさん。」 クローリカ「すみません。お仕事があるので、お城に戻ってきてもらえますか?」 フォルテ「……そうですか。」 フォルテ「分かりました。」 クローリカ「よろしくお願いします~。」 フレイ「…………。」 ※再度話しかける 〇ナンシー ナンシー「これからは、あなたがキールくんを支えてあげなきゃね。」 〇ジョーンズ ジョーンズ「キールくん、少々がんばり過ぎましたね。少し眠ればすぐによくなるでしょう。」 〇アーサー アーサー「私は、キール君の言葉が町に広がるのを何度も見ました。」 アーサー「彼が思っている以上に、彼の言葉には強い力がある。」 アーサー「私は、少なくともそう思っていますよ。」 アーサー「ですが……。」 アーサー「今の彼は、そんな自分を信じられないようですね。」 フレイ「…………。」 〇キール キール「ううん……。……おねえ、ちゃん……。」 フレイ(うなされてるみたい……。) フォルテに話しかける フレイ「フォルテさん……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……私は、どうすればいいんでしょうね。」 フレイ「え?」 フォルテ「私が騎士になったのは、キールのためなんですよ。」 フォルテ「亡き母が、私に願ったから……。」 フォルテ「『キールを守って欲しい』と。」 フォルテ「そして、それが母の遺言になりました。」 フォルテ「だから私は、騎士になったんです。」 フォルテ「セルザウィード様の騎士ではなく、」 フォルテ「……弟の騎士にね。」 フレイ「そうだったんですか。」 フォルテ「ええ。キールは知らないでしょうけど。」 フォルテ「……自分勝手な動機でしょう?」 フレイ「そんなこと――」 フォルテ「でも、今の私は、その約束さえ守れていない。」 フォルテ「どうすればその約束を守れるのかも、分からない……。」 フレイ「フォルテさん……。」 フォルテ「あの子はどうして、鍛冶なんて始めたんでしょうね?」 フレイ「え……?」 フォルテ「いえ……。」 フォルテ「本当はもう、気付いてるのかもしれません。」 フォルテ「あの子が無理をしている理由も。」 フォルテ「それが、本当は誰のためなのかも。」 フォルテ「全部分かっているのに。」 フォルテ「いえ、全部分かっているからこそ……。」 フォルテ「私はまだ、心のどこかで、それを受け入れられないんです。」 フォルテ「私はあの子の騎士だから。」 フォルテ「私があの子を、守ってあげないといけないから……。」 フレイ「それって、どういう……。」 フォルテ「…………。」 ※再度フォルテに話しかける フォルテ「……私はあの子の騎士なんです。」 フォルテ「私があの子を、守ってあげないといけないんです。」 キールに話しかける キール「フレイさん……?」 フレイ「キールくん!」 フレイ「よかった。目を覚ましてたんだね。」 キール「うん……。」 キール「……ゴメン。心配、かけちゃったね……。」 気にしなくてもいいよ・今度おしおきね? ▼気にしなくてもいいよ キール「えへへ……。ありがと。」 ▼今度おしおきね? キール「あはは……。こわいなあ。」 キール「でも、ありがと……。」 キール「なんだかこの風景も、なつかしいな……。」 キール「ボクあんまり丈夫じゃなかったからさ。」 キール「よく、こうやって病院にお世話になったんだ。」 フレイ「うん。ナンシーさんから聞いた。」 キール「そっか……。」 キール「お姉ちゃんには、メイワクかけっぱなしだなあ。」 キール「今も昔も、ホントにさ……。」 フレイ「キールくん……。」 キール「最近ね、よく思いだすんだ。」 キール「亡くなったお母さんとのこと。」 フレイ「え……?」 キール「これは内緒なんだけどね。」 キール「お母さんが入院してからも、よく一人で会いに来てたんだよ。」 キール「悲しいことがあるたびに、大丈夫だって言ってほしくてさ。」 キール「……笑っちゃうよね。」 キール「ボクなんかより、お母さんの方が、よっぽどつらかったはずなのに。」 キール「大丈夫だって、言ってほしかったはずなのに……。」 フレイ「…………。」 キール「だから、お母さんは、お姉ちゃんに頼んだんだと思う。」 キール「ボクの騎士になってやってくれって。」 フレイ「キールくん……。知ってたの?」 キール「うん。知ってた。」 キール「ボク、病室の前で、二人の話を聞いてたから。」 フレイ「え……。」 キール「あの日、いつもみたいに、ボクはお母さんに会いに来てたんだ。」 キール「でも、お母さんがまだ眠ってたから、2階で遊ばせてもらってたんだよ。」 キール「あの日は雨が降っててね。」 キール「いつになったら晴れるんだろうって、窓際で本を読んでたんだ。」 キール「いつの間にか晴れた空から、オレンジ色の日が差し込んで、」 キール「階段をおりたおきには、お姉ちゃんとお母さんが話してた。」 キール「ボクは、こっそりかくれて待ってたんだよ。」 キール「話が終わった後、みんなを驚かせるつもりで。」 キール「それで、そのまま……。」 フレイ「……そっか。」 キール「あの時さ、お父さんも近くに居たんだ。」 フレイ「え……?」 キール「扉の前で、2人の話を聞いてたんだ。」 キール「今にも泣きそうな顔で、じっと、こぶしをにぎりしめて。」 フレイ「…………。」 キール「お姉ちゃんも、お母さんも、知らなかっただろうけど。」 キール「次の日、お父さんは、お姉ちゃんを騎士にするって決めた。」 キール「ボクは、それを見て、」 キール「みんなが幸せになれるなら、それでいいって思った。」 キール「それがいいって、思ったんだ……。」 フレイ「……うん。」 キール「お母さんが息を引き取った後、」 キール「お父さんとお姉ちゃんは、訓練ばかりの毎日だったなあ。」 キール「ボクは、家をキレイにして、ご飯を用意して、」 キール「あとは本を読んだりして……。」 キール「一人きりで、二人の帰りを待ってた。」 キール「結局さ、ボクはなにもできなかったんだ。」 キール「お姉ちゃんは、約束通り騎士になって、」 キール「お父さんも、もうここにはいなくて。」 キール「ボクは、たった一人、あのときのまま……。」 フレイ「…………。」 キール「……自信がないんだ。」 キール「ボクの言葉が、きちんと届いているのか。」 キール「みんなに嫌われてないか。独りになってやしないか。」 キール「そんなおくびょうな自分がキライで、変わりたいと思ったのに。」 キール「今度こそ、ボクも誰かを守れる人になりたいって。」 キール「そう、思ったのに……。」 キール「でも、やっぱり、ムリだったのかなぁ……。」 キール「ボクがもらえるはずだったあのオルゴールのカギも、」 キール「結局、どこにいったのか分からない……。」 キール「何かを守れるようになったら、ボクにくれるって約束だったのに。」 キール「言葉にして、約束したのに……。」 キール「……きちんと、言葉にしたはずなのにね……。」 キール「ウワサなんて信じるなって、お姉ちゃんはよく言うんだけどね、」 キール「ボクは、どんなウワサよりも、」 キール「ボク自信のほうが、ずっと、信じられないんだ。」 フレイ「キールくん……。」 キール「えへへ……。」 キール「全部、しゃべっちゃったなあ……。」 キール「……しゃべっちゃった。」 フレイ「…………。」 フレイ「……ちょっと、休んだら?」 キール「……うん、そうだね。」 キール「……ちょっと、しゃべりすぎて、つかれちゃったかも……。」 フレイ「おやすみ、キールくん。」 キール「うん。おやすみ。」 キール「……ゴメンね。」 フレイ「…………。」 ※再度キールに話しかける キール「…………。」 フレイ(キールくん……。) フレイ(一体、どうすれば、キールくんを助けられるんだろう……。) ※フォルテに話しかける フォルテ「キールのこと、バドさんも心配していました。」 フォルテ「普段はみっともない人ですが……。」 フォルテ「こんな時ばかりしっかりしてるんだから、ズルイですよね……。」 バドに話しかける バド「おオ。フレイ。」 フレイ「バドさん……。」 バド「キールの様子はどうだっタ?」 フレイ「…………。」 バド「浮かない顔だなア。どうしタ?」 フレイ「キールくんに、聞いたことがあるんです。」 フレイ「なんでウワサを広めるのかって。」 バド「ほウ。なんて言ってタ?」 フレイ「たしか、そうしてないと、落ち着かないからって――」 フレイ「呪いみたいなものかなって、言ってました。」 バド「呪い……ネ。」 フレイ「ちょっと気になるってくらいのことに、」 フレイ「呪いだなんて言葉、使うものでしょうか……。」 バド「…………。」 フレイ「バドさん、言ってましたよね?」 フレイ「キールくんがウワサを流すのは、強くなりたいからだって。」 バド「ああ、そんなことも言ったかもナ。」 フレイ「ちょっと、思ったんです。」 フレイ「もしかしたらキールくんは……、」 フレイ「自分の言葉に、きちんと力があるのかどうか。」 フレイ「どれだけの人が、自分の言葉を聞いてくれてるのか。」 フレイ「それを確かめるために、ウワサを広めちゃってるのかもって。」 バド「…………。」 バド「なア。フレイ。」 フレイ「はい。」 バド「今から、時間を作ってくれないカ?」 フレイ「え?」 バド「ウチで待ってるから。都合が付いたら顔を出してくレ。」 バド「キールのことで、大事な話があるんダ。」 フレイ「え?」 バド「待ってるゾ。」 ※再度バドに話しかける バド「ウチで待ってるから。都合が付いたら顔を出してくレ。」 バド「待ってるゾ。」 鍛冶屋 バド「よし、役者がそろったナ。」 フォルテ「フレイさん?」 フレイ「フォルテさん?」 フォルテ「バドさん。これはどういうことですか?」 バド「言ったロ?キールのことで話があるっテ。」 フォルテ「ですが……。」 バド「お前とキールが、今どんな立場に置かれてるのかは知ってル。」 フォルテ「どうして……。」 バド「これでも一応、親代わりだからなア。」 バド「子供が困ってるのを見たらまあ、色々と調べたりもするサ。」 フォルテ「バドさん……。」 バド「お前も知ってたんだろウ?フォルテ。」 バド「キールが何を隠してるのか。」 フォルテ「……はい。」 フレイ「どうして……。」 バド「アイツを助けるために、アイツを裏切ってくれる親友がいタ。」 バド「そういうことサ。」 フレイ「あ……。」 バド「でも、ソイツも言ってたけどナ。」 バド「今のアイツを助けられるのは、たぶん、キミだけダ。」 フレイ「え……?」 バド「なあ、フォルテ。」 バド「オマエも、認められないだけで、そう思ってるだロ?」 フォルテ「…………。」 バド「……やれやレ。」 バド「コイツはお前たちの父親から預かってたものダ。」 フォルテ「父から……!?」 バド「いつか、フォルテとキールの関係が、お互いを苦しめる時がくるかラ。」 バド「そのとき、二人のそばにいる人に、どうかこれを渡してくれってサ。」 バド「親友のたのみダ。受け取ってくれるカ?」 フレイ「え……?私に……!?」 バド「フォルテも、文句はないだろウ?」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……ええ。私も、それが正しいと思う。」 バド「そういうわけダ。受け取ってくレ。」 フレイ「……はい。」 色あせた手紙を受け取った。 バド「で、なんて書いてあるんダ?」 フォルテ「おい!?読むのか!?」 バド「呼んでほしくなけりゃ、アイツはそう言って渡すだろウ。」 フォルテ「いやいや、そういう問題ではなく!」 バド「じゃあ、お前は読まなければいいサ。さ、開いてくレ。」 フレイ「あ、はい。」 フォルテ「よ、読まないとは一言も……!」 バド「もウ。じゃあどうするんだヨ?」 フォルテ「……ええい、しかたない!」 バド「仕方ないなら読まなくてもいいゾ?」 フォルテ「こ、この……!」 フォルテ「…………。……読ませて下さい。」 バド「よろしイ。」 フォルテ「なんで貴様がえらそうなんだ!?」 フレイ「あの……読みますよ?」 バド「どうゾ。」 フォルテ「おねがいします!」 フレイ「…………。」 この手紙を君が読むとき、 娘と息子は苦悩していることだろう。 それは、私の妻が、 私の子供にかけた呪いのせいだ。 そして、それを解くことをためらった おろかなこの父親のせいでもある。 この手紙を読む君へ。 どうか、 二人を助けてやってほしい。 今の君たちなら、 全てを受け入れられると信じている。 だから。 どうか、2人を守ってやってほしい。 フォルテ「呪い……?」 バド「それと、このカギも一緒に預かっタ。」 フレイ「これは……。」 フォルテ「秘密基地のカギ……?」 フレイ「え?」 フォルテ「見覚えがあります。いつも父が持っていたカギです。」 バド「秘密基地っていうと、黒曜館近くの小屋あたりだよナ。」 フォルテ「!?」 バド「なんダ?そんな意外そうな顔しテ。」 バド「オレはアイツの親友だゾ?子供の頃の話くらい聞いてるサ。」 フレイ「でも、家のカギにしては、ちょっと小さすぎるような……。」 バド「そうだなア。本当にそのカギであってるのカ?」 フォルテ「いや……。何か忘れてるような……。」 フォルテ「……そうだ!」 フォルテ「このカギは、たしか母のものだったんです。」 フォルテ「でも、倒れた母の代わりに、いつも父が持っていて……。」 フォルテ「でも、なんのカギだったのか……。」 フレイ「それって……!」 家のカギ・ココロのカギ・オルゴールのカギ ▼家のカギ フォルテ「いえ、それにしては、やはり小さすぎる……。」 →選択肢に戻る ▼ココロのカギ フォルテ「いえ、そんなファンタジックなものではありません。」 フレイ「すみません……。」 →選択肢に戻る ▼オルゴールのカギ フォルテ「そう!母のオルゴールのカギだ!」 フォルテ「でも、どうしてフレイさんがそのことを?」 フレイ「キールくんが話してくれたんです。」 フォルテ「え……?」 フレイ「いつか、何かを守れるようになったら、」 フレイ「そのカギをもらう約束をしてたんだって。」 フォルテ「そう、だったんですか。」 フォルテ「…………。」 バド「寂しいカ?」 フォルテ「え!?」 バド「姉の知らない弟のことを、彼女が知ってテ。」 フォルテ「そ、そんなことは……!」 フォルテ「……ない……です。」 フレイ「でも、このカギが手紙と一緒にあるってことは……。」 バド「渡すつもりだったんだろうナ。そのカギを、アイツに。」 フレイ「じゃあ、キールくんのお父さんは、キールくんとの約束を……。」 バド「…………。」 バド「このカギはフレイに預けル。」 フレイ「え……?」 バド「アイツの代わりに、キミの手から、キールに渡してやってくレ。」 フレイ「…………。」 フレイ「はい。」 フォルテ「…………。」 ※再度話しかける 〇バド バド「親友の頼みダ。」 バド「そのカギと手紙、キールに渡してやってくレ。」 バド「あとは、キミに任せるヨ。」 〇フォルテ フォルテ「……知らなかった。」 フォルテ「父とキールが、そんな約束をしていたなんて……。」 フォルテ「…………。」 病院 フレイ「キールくん!?」 フレイ「……まさか、病院を抜け出して……。」 ナンシーに話しかける ナンシー「キールくん、病院からぬけだしちゃったの!?」 ナンシー「そう……ごめんなさい。行き先に心当たりはないわ……。」 ジョーンズに話しかける ジョーンズ「キールくんが、病院を抜け出した!?」 ジョーンズ「すみません。少し目をはなしたスキに……。」 ビシュナルに話しかける ビシュナル「キールくんがいなくなったんですか?」 ビシュナル「もしかして自宅に戻ってるんじゃ……。」 フォルテ宅 キールに話しかける フレイ「キールくん!?」 キール「あ。フレイさん……。」 フレイ「ダメだよ!まだ寝てないと!」 キール「……そんなヒマ、ないんだ……。」 キール「お姉ちゃんを助けないと……。」 キール「そのための何かを、何とか、見つけないと……。」 フレイ「でも……!」 キール「そうしないと、お姉ちゃんは……。」 フレイ「…………。」 フレイ「それは本当に、フォルテさんのためなの?」 キール「え……?」 フレイ「キールくんがフォルテさんを助けたいのはどうして?」 キール「それは……。」 フレイ「それがフォルテさんのためになるって思ってるから?」 フレイ「それとも、」 フレイ「そうしてないと、不安だから?」 キール「……!」 フレイ「キールくん、言ってたよね?」 フレイ「みんなに嫌われてないか、いつも不安だって。」 フレイ「今もそうなんじゃないの?」 フレイ「自分のせいで、誰かを傷つけたくないから。」 フレイ「それで、誰かに嫌われるのが怖いから。」 フレイ「そうなるくらいなら、自分が倒れた方がマシだって、」 フレイ「そう思ってるんじゃないの?」 キール「…………。」 キール「……でも、……だとしても。」 キール「それの何が悪いの!?」 キール「逃げてたっていいじゃない!」 キール「それで誰かが幸せになれるなら、誰も傷つかないですむなら、」 キール「それって幸せなことじゃないの!?」 フレイ「…………。」 そうかもね・でも……。 ▼そうかもね フレイ「……でもさ。」 ▼でも……。 フレイ「それなら、もしキールくんが幸せを見つけたとして、」 フレイ「けど、その幸せを守るために、誰かを傷つけるしかないって分かったら、」 フレイ「キールくんはどうするの?」 キール「それは……。」 フレイ「たとえ、幸せを見つけたとしても、」 フレイ「きちんとつかみ取らない限り、手には入らないんだよ?」 キール「…………。」 フレイ「その手で守ろうとしない限り、」 フレイ「どんなに望んでも、手のひらの上を通り過ぎていくだけだよ。」 フレイ「キールくんはそれでいいの?」 キール「ボクは……。」 フレイ「ただ眺めてるだけはイヤだから、」 フレイ「守られてるだけがイヤだから、何かを守りたいって思ったんじゃないの?」 キール「……ボクだって!」 キール「ボクだって、大切なものを守りたいよ……!」 キール「お姉ちゃんのことも!この町のみんなのことも!!」 キール「フレイさんとも、ずっと一緒に居たい!!」 キール「でも――」 フレイ「じゃあ、守ってよ。」 キール「え……?」 カギを渡す ▼カギを渡す キール「このカギ……。」 キール「お母さんのオルゴールの!?」 フレイ「うん。」 フレイ「それと、お父さんからの手紙も。」 キール「お父さんから……?」 フレイ「バドさんが預かってたんだって。」 フレイ「いつか、フォルテさんとキールくんがお互いを苦しめる時がくるから。」 フレイ「そのとき、二人のそばにいる人に、これを渡してくれって。」 フレイ「そう、書いてあった。」 キール「…………。」 キール「……読んでも、いいかな?」 フレイ「うん。」 キール「…………。」 キール「ねえ、フレイさん。」 フレイ「なに?」 キール「……お父さんは、気付いていたのかな?」 フレイ「え?」 キール「守るためには、傷つける勇気も必要なのに、」 キール「傷つく覚悟も必要なのに。」 キール「ボクはずっと、嫌われるのを怖がってばかりいたから……。」 キール「どうしても、その先に踏み出せなかったから。」 キール「だから……。」 キール「お父さんは、このカギを、ボクに渡せなかったのかな……?」 フレイ「…………。」 キール「でも……忘れてなかったんだ。」 キール「あの約束……。」 キール「ずっと、守ろうとしてたんだね。」 フレイ「うん。」 キール「ボクの言葉は……、」 キール「きちんと、届いてたんだ……っ。」 フレイ「……うん。」 キール「…………。」 キール「ねえ、フレイさん……。」 『ボクは愛されてた…かな』(ムービーセリフ) キール「…………。」 キール「フレイさん」 フレイ「ん?」 キール「もうちょっとだけ、ワガママに付き合ってほしいんだ。」 キール「どうしても、お姉ちゃんに、伝えたいことがあるから。」 キール「だから……。」 フレイ「……私も付いてっていいの?」 キール「うん。」 キール「……ううん、ちがう。」 キール「フレイさんに、ついてきて欲しいんだ。」 キール「キミにだけは、見届けてほしいんだ。」 フレイ「キールくん……。」 フレイ「……うん、分かった。」 キール「ありがとう。」 キール「それじゃあ、行こっか。」 ※再度キールに話しかける キール「お姉ちゃんのところに行こ。」 キール「それから……。」 キール「……ううん。これは、また後でいいや。」 ※ビシュナルに話しかける ビシュナル「キールくん……。」 ビシュナル「あの!王都からの手紙の件なんですけど――」 キール「飛行場で待っててくれるかな?」 ビシュナル「え?」 キール「ボクも後で行くから。」 キール「お姉ちゃんと一緒に。」 ビシュナル「キールくん……。」 キール「お願いします。」 ビシュナル「…………。」 ビシュナル「はい。分かりました。」 鍛冶屋 フォルテに話しかける キール「お姉ちゃん……。」 フォルテ「キール……。」 フォルテ「なんだ?」 キール「これ、読んでくれるかな?」 フォルテ「これは?」 キール「王都からの手紙。」 フレイ「キールくん……。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「もう知っているよ。」 キール「え……?」 フォルテ「知っていたんだ。全部。」 キール「そっか……。…………。」 キール「……じゃあ、この写真のことは?」 フォルテ「……?」 キール「アーサーさんに頼まれて、ボクらが見つけたオルゴール。」 フォルテ「このオルゴールは、母さんの……?」 キール「……うん。」 キール「ボクがウワサを広めたせいで、このオルゴールが無くなって、」 キール「そして、それを届けた相手が、」 キール「いま、お姉ちゃんをここから追い出そうとしてる相手だった。」 フォルテ「……!」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……そうか。」 キール「……怒ってないの?」 フォルテ「どうだろうな……。」 フォルテ「悲しいのと悔しいのとがないまぜになって、」 フォルテ「正直、よく分からない……。」 キール「…………。」 フォルテ「それで、お前はどうしたいんだ?」 キール「え……?」 フォルテ「お前が選んだ道なら、私は全力でそれを守る。」 フォルテ「それが……。」 フォルテ「姉としての、私のつとめだ。」 キール「……うん。」 キール「お姉ちゃんは、そうやっていつも、ボクの味方でいてくれたよね。」 キール「どんなときでも。」 キール「お姉ちゃんは、ボクをずっと守ってくれた。」 キール「たとえ、自分がどんなに傷ついたって……。」 フォルテ「キール……?」 キール「ねえ、お姉ちゃん。」 キール「もう終わりにしよう?」 フォルテ「え……?」 キール「もう、イヤなんだ。」 キール「守るだけも、守られるだけも。」 キール「たぶん、どっちもツライんだ。」 キール「守られてることが。」 キール「守ることが出来ないのが。」 キール「もう、ツライんだ……。」 フォルテ「キール、お前――」 キール「今までありがとう。」 キール「ボクのことを守ってくれて。」 キール「でも……、」 キール「ボクの騎士でいるのは、今日でおしまい。」 フォルテ「お前……知ってたのか?」 キール「うん。」 キール「全部、知ってた。」 キール「お母さんとお姉ちゃんが交わした約束も。」 キール「お父さんがそれを見てたことも。」 フォルテ「……え?」 キール「でも、お父さんは何も言わなかった。」 キール「何も言わずに、お姉ちゃんの意志を受け入れた。」 キール「だからボクは、騎士になるのをあきらめたんだ。」 キール「それが、みんなの望んでることだって思ったから。」 フォルテ「……お前、まさか……。」 キール「うん。」 キール「本当は、ボクだって、誰かを守れる人になりたかった。」 キール「そんな風になりたいって、ずっと思ってたんだ。」 フォルテ「それなら……!」 フォルテ「それならなんで、最初からそう言わなかったんだ!?」 キール「……ゴメンね。」 フォルテ「なんでお前が謝るんだっ!」 フォルテ「何も知らなかったのは、私の方で……!」 フォルテ「私はずっと、お前を守ってるつもりで……!」 フォルテ「お前を、ずっと傷つけて……っ!」 キール「ちがうよ。」 キール「ボクたちは、ただ、守られてただけだった。」 キール「お互いのことを守ってるつもりで、」 キール「お互いに、ずっと守られてたんだ。」 フォルテ「…………。」 キール「でもね、お姉ちゃん。」 キール「ボクは見つけたよ。」 キール「本当に守りたいこと。」 キール「そのためになら、いつだって戦える。」 キール「たとえ、そのせいで、誰かを傷つけることになっても。」 キール「彼女を守るためなら、ボクは戦う。」 キール「戦えるんだ。」 フォルテ「キール……。」 キール「ボクはこれから、守る人になるよ。」 キール「この手で。フレイさんを守れるように。」 キール「強くなるから。」 キール「強くなってみせるから。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「お前はもう、私に守られてるだけではいてくれないんだな。」 キール「うん。」 キール「……ゴメンね。」 フォルテ「謝るな。」 フォルテ「それが正しいと思うなら、謝るべきじゃない。」 キール「……うん。」 キール「ねえ、お姉ちゃん。」 フォルテ「なんだ?」 キール「ありがとう。」 キール「いままで、ボクを守ってくれて。」 フォルテ「……ああ。」 フォルテ「ありがとう。」 フォルテ「いままで、私に守られてくれて。」 キール「……うん。」 フォルテ「だが、忘れないでくれ。」 キール「なにを?」 フォルテ「それでも、お前は私の弟だってことを。」 フォルテ「これからも。どんなことがあっても。」 フォルテ「お前は、私の弟なんだ。」 キール「……うん。」 フォルテ「それで、王都からの手紙はどうする?」 キール「うん。そのことなんだけど……。」 キール「『赤の騎士』の伝説になぞらえてみようと思うんだ。」 フレイ「それって……。」 フォルテ「どういうことだ?」 キール「今回のことは、色んな誤解があって、こんな風にこじれちゃったけど。」 キール「向こうだって、それにはもう気付いてるはずだよ。」 フォルテ「だが、相手は騎士の中の騎士だ。」 フォルテ「一度抜いた剣を、そうやすやすと納めることはできまい。」 キール「だから、騎士として、剣を納める理由をあげるんだよ。」 フォルテ「どういうことだ?」 キール「この写真のオルゴールを、相手に預けたままにするんだ。」 キール「赤の騎士が、形見の剣を王に預けたように、」 キール「この形見のオルゴールと、お姉ちゃんの剣を相手に送るんだ。」 フォルテ「赤の騎士が、当時の王に、自らの騎士道を示したようにか……」 フォルテ「確かにそれなら、同じ騎士として無視はできまい。」 フォルテ「だが、それは……。」 フォルテ「……母さんの形見を、永遠に失うということだぞ……?」 キール「……うん。」 キール「だから、お姉ちゃんに確かめたいんだ。」 キール「それでいいかって。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……では、剣は私が届けよう。」 キール「え……?」 フォルテ「手紙はお前に任せる。」 フォルテ「私は、剣を振ることしかできないからな。」 フォルテ「相手を説得できるかは、その筆にかかっている。」 フォルテ「たのんだぞ。」 キール「お姉ちゃん……。」 キール「大丈夫。もう用意はしてあるよ。」 フレイ「え……?」 キール「準備はしてあったんだ。」 キール「でも、最後の一歩を、どうしても踏み出せなかった。」 キール「一人きりじゃあ、きっとずっと、踏み出せなかった。」 キール「でも……。」 キール「キミが居たから、ボクは変われたんだ。」 フレイ「キールくん……。」 フォルテ「では、私は一足先に飛行場へ向かおう。」 フォルテ「フレイさん。」 フレイ「はい。」 フォルテ「キールのこと、よろしくお願いします。」 フレイ「……!」 フォルテ「剣がなければ、騎士は戦えませんから。」 フォルテ「剣を使わない戦いは、あなた方に任せますよ。」 フレイ「……はい!」 フォルテ「それでは。」 ※キールに話しかける キール「飛行場へ行こう、フレイさん。」 キール「この手紙を届けに。」 飛行場 キール「アーサーさん。お姉ちゃん。」 フォルテ「キール。手紙は持ってきたのか?」 キール「うん。」 アーサー「……本当に、これでいいんですね?」 フォルテ「はい。」 キール「……お願いします。」 アーサー「分かりました。」 ビシュナル「キールくん……。」 キール「手紙のこと、お姉ちゃんに教えたのはビシュナルくんなんだよね?」 ビシュナル「…………。」 ビシュナル「……すみません。」 キール「ううん。違うんだ。」 ビシュナル「え……?」 キール「あのままだったら、ボク、きっとダメになってたから。」 キール「一人で何とかしなきゃって思って、一人きりになるところだった。」 キール「一人でなんでもできるって思い込んで、」 キール「本当に、何もかもなくして、一人っきりに。」 キール「だから……。」 キール「ありがとう。」 キール「ビシュナルくんが友達でいてくれて、よかった。」 ビシュナル「……はい!」 アーサー「出発しますよ。」 フォルテ「行ってしまったな……。」 キール「うん……。」 アーサー「それでは、私たちもそろそろ。」 ビシュナル「……そうですね。」 キール「ねえ、お姉ちゃん。」 フォルテ「なんだ?」 キール「……ごめんね。」 フォルテ「謝るな。」 フォルテ「剣を抜いたことを後悔するな。戦うことに誇りを持て。」 フォルテ「お互いにそう信じているから、」 フォルテ「騎士というのは、どんな結末でも、胸を張って受け入れられる。」 キール「そっか……。」 キール「……でも、ボクにはできないよ。そんなこと。」 フォルテ「なに?」 キール「ボクは騎士じゃないから。」 キール「なにが正しくて、間違ってるかなんて、なに一つ自信がないし、」 キール「だから、間違ってたと思ったら謝るし、ウジウジ後悔もすると思う。」 キール「でもね、」 キール「それでも、きちんと立ち上がるよ。」 キール「後悔したり、謝ったり、間違ってたって思っても、」 キール「大切なものを守ることだけは、絶対にあきらめたりしない。」 キール「もう、絶対に。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……強いな、お前は。」 キール「え?」 フォルテ「いいや。」 フォルテ「私も、騎士として、新たな剣が必要だと思っただけだ。」 フォルテ「何を守るべきか。もう一度、考え直してみる。」 キール「そっか……。」 キール「じゃあコレ、お姉ちゃんに。」 フォルテ「これは……?」 キール「ボクの作った剣だよ。」 フォルテ「え……?」 キール「武器を作ったのは初めてだから、切れ味は全然だけど……。」 キール「でも、折れないように、何度も何度も打ったから。」 フォルテ「わたしのために……。」 バド「丈夫さはオレも保障するヨ。」 バド「いつも渡してるナマクラとは、わけが違うからナ。」 フォルテ「…………。」 フォルテ「……ああ、そうだな。」 フォルテ「今度は、きっと折れない。」 キール「うん。」 フォルテ「それじゃあ、私は先に行くよ。」 フォルテ「……がんばれよ、キール。」 キール「え?」 フォルテ「言っただろう?全部知っていたと。」 キール「あ……。」 フォルテ「それじゃあな。」 バド「さてと、オレもそろそろ昼寝に戻るかなア。」 バド「っと、その前に、これは独り言なんだガ。」 キール「え?」 バド「一度だけ酔いつぶれた親友が、オレに言ったことダ。」 バド「恥ずかしいから、息子たちには絶対に言うなと口止めされてたガ。」 バド「アイツ、ほこらしげに言ってたゾ。」 バド「『騎士は、剣を抜くことでしか戦えない』」 バド「『だが、キールは違う』」 バド「『違う力を持ってるんだ』」 バド「『あいつはいつか、誰よりも強くなる』」 バド「『それこそ、赤の騎士にも負けないくらいに』」 バド「『なぜなら――』」 バド「『俺の自慢の息子なんだから』……ってサ。」 キール「本当に……、お父さんが、そんなこと……?」 バド「言っただロ?独り言だっテ。」 バド「独り言で、ウソなんて言わないサ。」 キール「……っ。」 キール「……そっか。」 キール「……お父さんが、そんなこと……。」 キール「ねえ、フレイさん」 フレイ「うん。」 キール「ボク、愛されてたみたいだよ。」 フレイ「うん、そうだね。」 キール「うん……。」 キール「…………。」 キール「……愛されて、たんだ。」 フレイ「…………。」 フレイ「……うん。」 キール「…………っ。」 自室前 フレイ「送ってくれてありがとう。」 キール「ううん。お礼を言うのはこっちの方だよ。」 キール「ありがとう。」 キール「ありがとう、フレイさん。」 フレイ「うん。」 キール「それから……。」 キール「(ちゅっ)」 フレイ「え……?」 キール「これからも、ずっとずーっと、よろしくね。」 フレイ「あ、うん……。」 キール「それじゃあ、また。」 キール「あ、まって!」 フレイ「……?」 キール「えっとね……。」 キール「はい、コレ。」 フレイ「これ……結婚指輪!?」 キール「そう。」 キール「実は、最初に作り始めたのは、この指輪だったんだ。」 キール「材料集めからはじめて、バドさんに作り方を教えてもらって、」 キール「なんとか形にするまで、ちょっと、時間かかちゃったけど……。」 フレイ「そうだったんだ……。」 キール「……あのね、この指輪を作ってるとき、」 キール「ちょっとだけ、父さんの気持ちが分かったような気がしたんだ。」 フレイ「え……?」 キール「大切な人が喜ぶ顔を想像すると、それだけで心臓ドクドクってなって、」 キール「その笑顔を、ずっと守りたいって思った。」 キール「そのためなら、たとえ自分がその人に嫌われても……」 キール「それはやっぱりイヤだけど……、……でも、しょうがないって。」 フレイ「…………。」 キール「喜んでほしいのに、悲しませてもいいなんてね。」 キール「矛盾してるのに……、でも、根っこは同じ気持ちなんだよ。」 キール「これがきっと、……愛してるってことなんだね。」 フレイ「キールくん……。」 キール「フレイさん。」 フレイ「はい。」 キール「ボクは、キミを愛しています。」 フレイ「……!」 キール「だから――」 キール「ボクと、結婚してください。」 はい・ごめんなさい ▼ごめんなさい キール「……そっか。」 キール「ボクの全部じゃ……、足りなかったみたいだね……。」 キール「…………。」 キール「そろそろ帰らなきゃ。それじゃあね……。」 ※再度キールに話しかける キール「フレイさん。ボクは大切なものを守るよ。」 ▼はい 「うん。」 「ボクの全部をかけて、キミを幸せにしてみせるから。」 フレイ「……うん。」 →結婚式
https://w.atwiki.jp/tokyo_nova/pages/210.html
円卓の騎士 解説 カーライル・シンジケートのボス、アーサー・カーライル直属の部下。 12人いるとされている。 現在名前が分かっているのは以下の4人。 キース・シュナイダー ジョージ・シュレーダー(未実装ノハ´゚x゚ハ⌒ニュロ) ミレイラ・ストレイツォ モードレッド・カーライル 噂 円卓の騎士というのは、もちろんアーサー王伝説を元にしているニュロね。 [2011/09/28 12 22 59]
https://w.atwiki.jp/vipperproject/pages/23.html
歌詞 81氏 2つ目 Aメロ ただ燃える教会をみて 私は何もかんじることはない ただその場にたたずむだけ 私は悲しいと思うことはない Bメロ 教会を頼るのは人の性 神に頼み神は人を助ける 教会を頼るのは人だけで 機械の私を神は助けることはない サビ 命とはなんだ 生きるとは何だ 人ではない私には理解することはない 私は何なんだ 生きていると言えるのか 胸の奥で聞こえるのは 生きる鼓動ではなく、歯車が回る音だけだ *
https://w.atwiki.jp/obbligato207/pages/151.html
背徳の騎士(はいとくのきし) 1. デイル・フスリマクスティスのこと。 黒の帝国屈指の剣士ロート・ブレイドゥとデイルがカレグ・カーナで決闘した際に、(政治的な事情からその場にいるはずのない)南部の高名な騎士達の立合いの前で、デイルはズィーダル・ハークスに仕込んだ暗器を用いる騎士道にあるまじき勝利をおさめた。 この時、彼は「もとより、自分は山師!」と弁明したが納得されるわけもなく、これがデイルが「背徳の騎士」と呼ばれることになった由来である。 2. 「剣の聖刻年代記」第4巻(著:日下部匡俊)のタイトル。 戻る→用語集 用語集/は行 用語集/は行/は